レバレッジをかけて少額でトレード

FXは、手持ち資金が少なくても、レバレッジをかけて、あたかも高額の資金で取引できることが最大の特徴です。
大きく儲けることができる反面、損失も大きくなるということで、ハイリスク、ハイリターンな投資なのです。
ただし、全額が吹き飛ぶ前に、ロスカットという強制決済があるので、これが安全弁になっています。
スワップ金利で利子を受け取る

短期のトレードではなく、ポジションを長期保有し、利子をコツコツと稼ぐ方法があります。私は、これをやっていました。
2つの通貨間の金利差をスワップ金利というのですが、ポジションを保有していると、レバレッジをかけた資金に対して、利子が付くので、それだけでもかなり稼げるのです。
レバレッジをかけて3000万円にふかした資金に利子がつくので日に日に資金が増えておくのが楽しかったです。
50万円の自己資金が、放っておいたら150万円まで増えていました。
悪夢のリーマンショック

しかし、そんな楽しい日々も長くは続かなかったのです。
早朝にロスカットを知らせるメールが届きました。
150万円が50万円まで減り、一気に100万円が吹き飛んでしまったのでした。
リーマンショックによる市場の混乱が招いた悲劇でした。
損を取り戻すために、さらに損を拡大させる

50万円の自己資金は残ったので、ここで、落ち着いて体制を立て直せばよかったのですが、人間というのは実に浅はかなものです。
損失を取り戻そうと、50万円の自己資金でエントリーを繰り返してしまったのです。
市場が混乱している時にエントリーしたらどうなるか火を見るより明らかでした。
50万円は、あっという間に吹き飛び、資金は0円になりました。
負けを受け入れられないならFXはやならいこと

負けを取り戻そうと熱くなると、必ず、損失を拡大させます。
それが、人間の心理なのですが、この心理を利用して、FXの会社は儲けているのです。
負けても、それを受け入れられないのであればFXはやならい方がいいです。
でも、ルール化し、それを忠実に遂行できるのであれば、儲けられる可能性は大きくなります。